★イイ映画らったなあ~

一瞬たりとも目が離せねえ。

人間ドラマ作りが相変わらずうめえなあ~と。演出!


日本らとまず、勝新太郎、ビートたけしが、イーストウッドを思うと浮かぶがいね。

でも最近らと、黒澤明、大林宣彦にもちけんじゃねと思えて来たりして。


ほんにの、イイ映画を観たなあ~という余韻。

名画らいね。


クリント・イーストウッド監督・主演

「運び屋」

(Tジョイ長岡:新潟県長岡市)


はこび
 


★88歳のイーストウッド監督

アメリカで実際にあった90歳の運び屋の実話を元にしてっとか。

イーストウッドも88歳で、間もなくそれに届くとこ。

どっか身に詰まさいる、共感すっとこもあったがろか。


そいにしても88歳らっけんね。

スッゲよ。


よくもまあ、こんげんオモシレエ~、ハラハラドキドキで、おまけにあれやこれや思い詰まさいる涙々の人間ドラマを、監督できるもんらて。

主役も張ってんけんね。


セリフで、「100歳まで生きるって言えんのは、99歳のもんら」ってのは、スッゲエ実感あったなあ~


俺みてえなペエペエが、言えるセリフじゃねえもん。


日本は人生100歳に入ったとか言ってっろもの。


そいでの、今回観てて、やっぱ確かに老いは隠せねえて言うか、じさ臭くなったて。

歩き方はどっかおぼつかんし、背中が曲がってて、顔が突き出し気味らし(俺も全然下んがろも、そんげん感じになって来てがあて。ウッゲエ~)、白髪で、薄くなって、顔も手もしわくちゃらし。

 

そんなイーストウッドであっても、女好きは変わらんようでさ、ランデブー場面があれやこれやと。

 

実際、こうはあってもモテえがあろうなあ~と。

 

何か分かるて。


そんでの、観客は、男の中年客が多かったがあて。

 

イーストウッドの吐くセリフや態度に、チラホラわれえも起きてさ。



★選曲センスがイイ

自分はの、イーストウッド作品らと、「恐怖のメロディー」が結構印象ぶこうて。

 

そん中でかかる歌、「ミスティ」が好きでさ。

 

この映画もそいがろも、選曲センスも唸るもんがああがいの。

 

しっかし、あん時のオープンカーを海岸線で颯爽と運転するイーストウッドが、カッチョいかったいなあ~



★義侠心

イーストウッドって、やっぱ侍らよねえと言うシチュエーションも。

勝新、ビートたけしもそうらろも、皆悪ぶってがあろも、ベースにあんのが強きを挫き、弱きを助けるのがよね。

義侠心らこっつぁ。


侍、そうらなあ~ 軍人と言った方もイイろっかなあ~ アメリカ的には。

壮絶な戦争体験してきたもんにしてみりゃ、チンピラの若造の脅しの戯言なんざ、そりゃ屁のカッパなんさ。


そいに、命をあっさり捨てっ時は、潔いくてさ。

カッチョイイと言うか、シビレっと言うか。


★遅咲きの人生

一つに流れ的にゃ、ロードムービーってこともあったし、12年間も無視されちまった娘との心の溶解、かみさんへの詫びといった家族との絆を描くことに重きを置いたり、垣間見せっとか、白人ながらも不当な人種差別に対して、その義侠心を見せっとか、俺の大好きな映画、ジョン・フォード監督の「怒りの葡萄」にちけえとこもあったりと思ったり。

 

そいが、俺も40代辺りから、赤ちゃん、お子ちゃまが妙に愛おしなって来て、殊に人生半ば過ぎてからは、映画とか観てて、娘らとか、子供らとか、妻らとか…そのお互いの想いにも涙もろなっちまって。

 

悔いて、心ん中で詫びたり、詫びっしか出来んくて、切ねくて、何のがあろう?どんどんそうなっちまって来てて。

 
90歳になって、ようやく家族の絆を取り戻し出したじさことアール(イーストウッド)に中年の娘(この女優はホントにイーストウッドの実の娘らしい)がクライマックスに、こんじさが夢中になってた花き栽培の仕事をもじって、「遅咲きの人生もあるこてさ」って諭す場面がああがろも、90からでもかよと。その辺の捉え方が、さっすが大らかなアメリカ魂らしいなと思いながらも、自分なりにグッと来たりして。


そんげんことで、劇中でも、ジワジワ涙が出て来たり、鼻グジュグジュらったし、昨年の「15時17分、パリ行き」もそうらったろも、映画が終わって、場内が明るくなったら、またさらに涙と鼻水が溢いて来て。

そいを隠すんのに大変らったがあて。



★花の隠喩が意味するもの

そしての、ここへきて、映画ん中で強調されていたっていうメタファーは、イーストウッドが何を意識してたがあろかと。

最初ん内は、ああ、もしかして、主人公がドラッグ系の栽培を裏の仕事にしてるって設定てことんがあかと思たら、全然ちごうて。

だとすっと、イーストウッドが90歳手前になって、ようやく落ち着きってもんが出て来たんかみたいに。花は、その喩えなんか?穏やかな。

そいとも、自分の人生、同じく同世代の90前後の人々への人生に向けた、手向けの花なんか?

計りしれんがあろも。

 

ああ、映画は、やっぱスゲエや。

観ておいて、ほんに良かったて。

映画「運び屋」

只今、Tジョイ長岡(新潟県長岡市)大ヒット上映中!

おすすめらいの!


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ほんじゃね。

平成31年4月9日



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