QONJAPANの歴史を刻め!!! : 茂木健一郎

自分は、「この空の花長岡花火物語」の続編とも言える大林宣彦監督の最新作

「野のなななのか」を、

新潟県長岡市のTジョイ長岡で、既に２回観賞

してきました。

凄い

面白い

一つに映画ってこういうのを指すんじゃないでしょうか。同時に、昨今の漫画が原作のドラマ、映画化の製作姿勢が如何に安易で貧困なものかが分かります。

この映画は観ると言うよりも、読むという感じでしょうかね。観る度に脳

を刺激してきます。だから、新たな発見

がその度にある。観れば観るほど、読めば読むほど。それがいいんですよね。

そう言えば、大林監督と脳科学者の茂木健一郎氏はお知り合い。お二人とも越後長岡応援団員なんですよね。茂木さんてあのキャラクターからしても好きなインテリですねえ。雰囲気があるって大事ですよ。もちろん大林監督も。

それにしても文学

の力って偉大ですねえ。それと、この映画を観てから、もっと日本の文学が世界中に発信されるべきだと思いました。映画のモチーフになってる中原中也の詩とか。中原中也好きだなあ～　
きっかけはたぶん以前に、我らが新潟県長岡市出身のロックスター、スネオヘアーが影響を受けたとかと聞いたからだと思うけど。素晴らしいビックリマーク

映画のキーワードでもあるその詩の「あおいそらはうごかない」という言葉。もう着眼点

が違いますよね。感性の高い人は。
これだけで魅了されてしまいましたね。

＊「全国植樹祭」で天皇皇后両陛下が長岡市にお越しになられておられた時の青空。６/１映画の日でもあった

俳優陣では、あの安達祐美ちゃんが妖艶で素敵で驚いたのと、常盤貴子さんがとてもエロチックで、変な言い方ですけど、もう堪らないですね。ゾクッとくるラブラブ！

老齢の男優の品川徹さんがこれまた渋くてカッコイイ。こういうお祖父さんになりたいなあと。女性が男の色気を感じる俳優さんではないでしょうか。
とにかく出演陣が皆いいんですよ。新人の山崎鉱葉も可愛くて新鮮。

北海道芦別市の風景も幻想的で美しい。

音楽が往年のハリウッド映画調のように延々と流れて行きますが、これが心に染みる旋律